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大和魂

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漫画・アニメ

美しきかな「天気の子」の感想

更新日:

先日、「天気の子」を映画館に見に行って来ました!最近、「君の名は。」をdアニメストアでレンタルして見たのをきっかけに、新海監督の作品にハマっていたので、我慢できずに行ってきました。今回はこの「天気の子」の感想を綴ってみたいと思います!

 

「天気の子」の紹介

「天気の子」は、2019年7月19日に公開された劇場公開アニメーション映画です。上映時間は約112分。

原作、脚本、監督はすべて新海 誠「(しんかいまこと)」監督。

新海監督の作品としては7作品目となります。

第44回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門出品作品です。

あらすじ

「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。

引用:映画『天気の子』公式サイト

 

 

登場人物の紹介

森嶋 帆高(もりしま ほだか)

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(C)2019「天気の子」製作委員会

本作の主人公。家出して東京に上京してきた少年。高校1年生。普段は大人しいですが、感情的になると周りが見えなくなるきらいがあります。

天野 陽菜(あまの ひな)

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(C)2019「天気の子」製作委員会

本作のヒロイン。東京のマクドナルドでバイトしている今年で18歳になる女の子。マクドナルドで何度が帆高を見かけています。

お腹を空かせた帆高にビッグマックを恵んであげたこともある心優しい女の子です。

須賀 圭介(すが けいすけ)

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(C)2019「天気の子」製作委員会

家出した帆高が東京行きのフェリーで知り合った男性。腹に一物を抱えていそうな、若干怪しいおっさんw

フェリーでの出会いをきっかけに名刺をもらった帆高は、やがて彼を訪ねることになります。

須賀 夏美(すが なつみ)

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(C)2019「天気の子」製作委員会

圭介と同じ事務所で働いている美女。帆高は彼女の言い回しから、圭介と夏美が愛人関係であると思っています。

 

「天気の子」の感想 ここが見どころ!!

相も変わらず美麗な風景

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(C)2019「天気の子」製作委員会

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出典:「映画『天気の子』予報②」より

新海監督の映画ではおなじみとなりますが、映像、特に風景の映像がとても綺麗でした。タイトルが「天気の子」で分かるように、この映画では天気・特に雨の描写がとても細かく描写されています。

ちなみに雨の描写と言えば、同じく新海監督の作品である「言の葉の庭」が思い浮かびますが、それを超える美麗な映像となっています。

 

風景を彩る、息を吞むような音楽

出典:「映画『天気の子』予報②」より

私は、上のyoutubeの公式動画を見たことで、映画館に行くことを決意しました(笑)。この動画で流れている音楽は「グランドエスケープ」という「RADWIMPS」の曲なのですが、メインボーカルに「三浦透子」さんを据えた新しい「RADWIMPS」の試みですね!

めちゃくちゃいい曲です。前作である「君の名は。」の曲は、映画を見てからより好きになったのですが、こちらは映画に行く前に映像と相まってほれ込んでしまいましたw

もちろん、映画館での感動はひとしおでしたよ!

 


グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子

 

「天気の子」に対するツイッターでの感想

 

このツイートクッソワロタw

個人的にこのツイートはほんとに爆笑しましたww

 

以下、ネタバレ感想となりますので、未視聴の方はご注意ください!

さて、ここからは、映画の内容について語っていきたいと思います。ネタバレを含む感想となりますので、ご覧になる方はご注意ください!

では、始めます!

100%の晴れ女のすごさ

「天気の子」の世界観は、異常気象によりずっと雨が続いているという設定です。雨は恵の雨という言葉がある通り、決して悪い現象などではありません。しかし、ずっと雨が続くと気が滅入ってくるもの・・

絶対晴れて欲しい日ってありますよね。例えば、運動会。例えば、恋人とディズニーシーなどに行く日。例えば、満天の星空を眺めたい日など。

このように、人々がどうしても晴れて欲しいと願う日を必ず晴れにしてくれる美少女がいたら、そりゃあもう話題沸騰ですよね。もちろん現実の世界では、雨という自然現象を個人の力で晴れに変えることなどできません。これができてしまう世界観はもちろんフィクション要素ではありますが、「君の名は。」にもフィクション要素って出てきてましたね。新海監督の作品は完全に現実に即した話ではなく、フィクション要素がふくまれていることがあります。

人々の願いを叶えて、晴れという天気に変えていく演出は、見ていてとても笑顔になれる感動がありました。

最も感動した帆高と陽菜の空での再会

この演出は、「天気の子」の中で最も感動するシーンではないでしょうか。「映画『天気の子』予報②」で聞いていた「グランドエスケープ」が流れるあのシーンです!この曲が流れてきたときは、ついに来たかとすごい感動が襲ってきたのを覚えています。美しい映像美と相まって、音楽がここまで胸にくるシーンもなかなかありませんね!

このシーンを見るためだけにもう一度映画に行きたいほどです(笑)。

ついでに個人的なネガティブな感想も少し・・

これは書こうか迷ったんですが、素直な感想にしたいので、一応書くことにしました。「天気の子」を純粋に楽しんだお方には、もしかしたら不快な思いをさせてしまうかもしれません。ここは、ひとつの感想として寛大に受け取ってもらえれば幸いです。

といっても、個人的に目に付いたネガティブ要素は1つだけです。それは、主人公帆高君の行動です。

というのも、帆高君の行動がちょっとDQNすぎて、受け入れがたい行動が複数ありました。彼は、東京のある場所で、拳銃を拾います。重量のある鉄でできていて、布にくるんである拳銃を見つけたら、普通は警察に届けません?届けないにしても、自分で所持したりしないと思うんですよね。再び布にくるんで、見なかったことにするとかのほうが自然です。もしくは、一時的に拾っても別の場所で捨てるとか・・

帆高君は「お守り替わり」という理由で拾った拳銃を自分で所持してしまうのです。「本物かもしれない拳銃をお守り替わりという理由で自分が所持する」という行動が、個人的にはあり得ないな、って思ってしまいました。彼は高校1年生なので拳銃の所持(本物だったら)がヤバいことくらいの分別はつくはずなのですが、ずっと持ってます。一時的に所持したとしても、警察に持っていく勇気がないなら、普通どっかで捨てたりしませんか?なんか、彼の拾った拳銃に対する対応が不自然に感じてしまったんですよね。ストーリーの演出上、野暮なことなのかもしれませんが・・

この拳銃は実際に本物だったのですが、彼はこの本物かもしれない拳銃を人に向けて発砲してしまうのです。このシーンを見たときは、さすがに口があんぐり空いて、固まってしまいました。「え、なんで撃った???」という疑問が頭から離れませんでした。感情的になっていたから、という最もらしい理由が挙げられると思いますが、だからと言って人に向けて発砲しますかね?この日本において・・

感情的になったら人に向けて拳銃を発砲できてしまう、という感性を主人公が持っているというのは、なんとも複雑な心境です。

というか、人に向けて発砲してしまったので、普通に殺人未遂になっちゃってますよね。相手に当たらなかったのは、たまたまでしたし。帆高君がわざと外したわけではありません。下手したら、相手は死んでます。

もちろん、この時はまだ拾った拳銃が本物であるかどうかは分かっていない状態での発砲ですし、感情的になっていたという現場の状況もあります。しかし、それでもわずかでも本物の可能性がある拳銃を、実際に人に向けて発砲する、という行為が人として完全にアウトだと思うのです。この時点で、彼が幸せになる未来が見えなくなっちゃったな、って映画見てて暗い気持ちになりましたから。これは、後で必ず影を落とすことになるだろうことは簡単に想像できましたしね。

しかも彼は、発砲したという行為をあまり後悔も反省もしていないんですよね。それを証明してしまったのが、陽菜に会うために警察から逃げるやりとりの最終局面です。ここで彼は再び捨てた拳銃を拾うのですが、なんとまたしてもここで発砲するという暴挙に出るのです。もし、最初の発砲を悔いて反省していたなら、ここでそのことを思い出して、思いとどまっていたと思うのです。しかし彼は、再び人に向けて拳銃を構えてしまいます。しかも仮にも恩人である圭介に向かって。発砲こそ空に向かってしましたが(ここは彼の最後の良心なのでしょうか・・)。

これらの行動から、私は主人公である帆高君があまり好きになれません。感情的になっていたから、という理由で許される許容を完全に超えてしまっていると思うのです。好きになれないというか、ここは新海監督に言いたい。

帆高君に拳銃を発砲させる必要性ってあったんでしょうか?何度も言って恐縮ですが、この日本において拳銃の発砲ですよ。もっと柔らかい、単純に殴って暴行程度ではだめだったのでしょうか?

警察に追われるシチュエーションが欲しいなら、帆高君は家出しているので、捜索願いが出ている、という理由だけで警察に追われる理由としては十分なんじゃないかなって思いました。

わざわざ主人公に、人に向けて拳銃の発砲という行為を行わせる必要性が私には、わかりませんでした・・これさえなければ、もっと彼の行動を応援できたと思うのですが。帆高君が警察に追われるのは、完全に彼に非があるが故のことなので、警察から逃げるシーンは彼を応援できなくて、なんかね・・もっと主人公に感情移入したかったなって思ってしまいました。

とまあ、帆高君の行動に違和感を覚えつつも、若気の至りやねって今では好意的に受け止めるようになりました!彼はきっと今後の人生に、教訓として生かしてくれるでしょう!

最後に

「天気の子」について、あらすじや登場人物、読んでみての感想などを綴ってみました。新海監督の作品は、映像が本当に綺麗です。「天気の子」の映像と音楽の融合は、目を見張るものがあると思います。個人的に「グランドエスケープ」は2019年で最も素晴らしい音楽にノミネートされました(笑)。毎日、お風呂でヘビーローテーションで聞いています!

これぞ新海節とも言える、美しい作品なので、もし見ていないのであればぜひご覧になって見てください。きっと感動できると思いますよ!

 


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ちなみに、「天気の子」は「君の名は。」と同様に小説が発売されています!!

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