ドラゴンボールを知らない人は多分かなり少ないのではないでしょうか。日本のみならず世界的に人気の、日本を代表する漫画・アニメと言えるドラゴンボールですが、なんとこんな漫画があるのです!
「転生したらヤムチャだった件」。
どっかで聞いたことがあるようなタイトルですね(笑)。単なるネタかと思いきや、遊び半分で読んでみたらガチでハマってしまいました。今回は、この「転生したらヤムチャだった件」の紹介と、読んでみた感想を綴っていきたいと思います!
「転生したらヤムチャだった件」の紹介
原作は「鳥山明(とりやまあきら)」先生。
作者は「ドラゴン画廊・リー」先生。
コミックは全1巻。物語の構成は大きく、「前編」「中編」「後編」の3部から構成されています。
あらすじ
ドラゴンボール好きの少年は、友達と話している最中、スカートの短い女の子を近くで見ようと歩道橋の階段を駆け下りた時、足を滑らせて転倒し、気を失ってしまう。目を覚ますとそこは、どこか見たことのある風景。たまたま持っていた手鏡で自分の顔を確認すると、鏡に映っていたのはなんとヤムチャ。
自分が階段で転んで死に、ドラゴンボール世界に転生してしまったと悟った少年は、悟空やベジータではなく、よりにもよってヤムチャに転生してしまったことに深く嘆く。奇しくも時間軸はまだ、悟空が子供時代。ドラゴンボールの世界にいることに興奮を覚えた少年だが、次の瞬間、ヤムチャが栽培マンの自爆に巻き込まれて、死亡する未来を思い出し、ぞっとしてしまう。
少年は、ヤムチャとなった自分の未来を変えるため、本来の歴史とは違う、悟空と一緒に修行する道を選択する。果たして、ヤムチャは自らの未来を変えることができるのか!?
登場人物の紹介
少年
本作の転生前の主人公。特に名前は存在しませんが、高校生くらいの男子学生。ドラゴンボールが好き。
ヤムチャ
本作の主人公。少年が、階段から落下して転生した先の姿。少年はヤムチャの姿である自分に困惑しつつ、どうせなら悟空やベジータが良かったと嘆きます(笑)。
悟空
ご存知原作の主人公。サイヤ人。少年が初めて出会ったときは、まだ子供時代。
ベジータ
ご存知原作の悟空のライバル。サイヤ人。
「転生したらヤムチャだった件」の感想 ここが見どころ!!
作画がまるで連載時の鳥山先生のよう!
ドラゴンボール世界に転生する前の、少年の作画というか画風は、なんとなく一昔前の漫画のような印象を受けます。本当にドラゴンボール系の漫画なの?と首をかしげたくなるような感じです。
しかし、いざ転生した先のドラゴンボール世界の作画を見てびっくりします。本当に鳥山先生が描いているのではないかと疑うほどに、めちゃくちゃ絵が旨いんです!マジでびっくりしますよ!
ヤムチャが主役!
ドラゴンボールを知っている人なら、ヤムチャが脇役であることは誰もが知っています。しかし、タイトルにもある通り、この漫画はヤムチャ(少年)が主役です。
このヤムチャを転生先に選んだのが、一つの大きな見どころだと思います。悟空やベジータでは、ここまで面白くならなかったのではないでしょうか。サイヤ人のように強くない、原作の強さのインフレに置いて行かれるポジションであるヤムチャが奮闘するというのは、すばらしい目の付け所だと思いました!
本来のドラゴンボールとは違った展開
少年はドラゴンボールが大好きです。よって、ヤムチャに転生した後も、ドラゴンボール世界の未来を知っています。少年がヤムチャに転生した時間軸は、悟空がまだ子供時代の時です。
つまりこれから、自分(ヤムチャ)が栽培マンに殺されることを知っているのです。少年がヤムチャの未来を変えるために、自分の行動を変えるので、当然ですが、原作とは違った展開になります。
原作の若いころのヤムチャは、一時期ブルマと恋人関係になりますが、少年は未来を変えるために、ブルマではなく、悟空と修行する道を選びます。少年が、自ら(ヤムチャ)の未来を変えるために古今奮闘していく様は、まるでドラゴンボールの連載を再び展開を変えて見ているようです!
もうこの段階で、超絶にわくわくが止まりません。熱に浮かされたように、読みふけってしまいました(笑)
原作へのリスペクト
この漫画のいいところは、物語の随所に原作へのリスペクトが感じられることです。物語の展開は違っているものの、原作で見たようなシーンやセリフ回しが多分に登場します。原作を知っている人からすれば、「これは!」と、嬉しくなってしまうようなサービスが組み込まれているのです。原作の設定を無視するような展開は全くないですし、物語の展開の仕方自体にも、原作へのリスペクトが感じられるのです!
最後に
「転生したらヤムチャだった件」について、あらすじや登場人物、読んでみての感想などを綴ってみました。
読み終わった感想として最初に思ったのは、「もっと読みたい」でした(笑)。この漫画は「前編」「中編」「後編」の3部からなっていて、1巻で終わりです(泣)。多分、もともと短編構成だったとは思うのですが、マジでもっと続きが読んでみたい!
ただ惜しむらくは、1巻で完結しているが故に、展開、強くなる過程が回想シーンをちょっと挟む感じで省略され、細かく描かれなかったことです。原作を知っていれば、普通に理解できる部分なのですが、3部作以上で展開できていれば、簡単に流されたシーンをもっと細かく描写できたと思います。重ね重ね、1巻で終わりなのがもったいないです!
この漫画は、先の展開を知らず、わくわくしながらドラゴンボールを読んでいたかつての自分を思い出すような気がしました。あの時の感覚、たまりません!やっぱりドラゴンボールは偉大ですね!
ドラゴンボールは大好きだけど、この「転生したらヤムチャだった件」を知らない方は、ぜひとも読んでみてください。ドラゴンボール好きには絶対にお勧めしたい漫画です!
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